第29回(2006年)日本アカデミー賞
最優秀作品賞 ALWAYS 三丁目の夕日
西岸良平の人気漫画「三丁目の夕日」を映画化。昭和33年、今ほど便利でも、裕福でもなかったけれど、来るべき21世紀を夢見ながら、人々はひたすら前に突き進んでいた。夢と希望の象徴である東京タワーの建設を背景に、東京下町に暮らす個性豊かな面々が織り成す、愛と感動の物語。最新VFX技術で当時の東京を見事に甦らせている。(「ALWAYS 三丁目の夕日」製作委員会)
最優秀監督賞 山崎 貴
賞に選出して頂いてありがとうございます。何よりも頑張ってくれたスタッフやキャストと喜びを分かち合えるのが嬉しいです。みんなで「親孝行映画作ろうぜ」と頑張った結果がこのような評価をされて僕らは幸せ者だと思います。この幸福な時間の思い出を大切に、本当の意味でお客さんに喜んでもらえる映画は何かということを自分に問い続けていきたいと思います。?「ALWAYS 三丁目の夕日」で初受賞
井筒 和幸「パッチギ !」
黒土 三男「蝉しぐれ 」
阪本 順治「亡国のイージス 」
行定 勲「北の零年 」
最優秀脚本賞 山崎 貴・古沢 良太
ALWAYS 三丁目の夕日
「ALWAYS 三丁目の夕日」を優秀脚本賞に選出して頂いてありがとうございます。苦しかったこともたしかあったはずなんですが、楽しかったことしか憶えていません(笑)。原作の力と古沢君の才能に感謝します。(山崎談)。予想や期待をはるかに上回るご褒美。嬉しいというより申し訳ない気持ち。この作品を愛して育んでくださった観客の方々こそ賞にふさわしいと思う(古沢談) 。
黒土 三男「蝉しぐれ 」
那須 真知子「北の零年 」
長谷川 康夫・飯田 健三郎「亡国のイージス 」
羽原 大介・井筒 和幸「パッチギ !」
最優秀主演男優賞 吉岡秀隆
優秀助演男優賞4回、話題賞1回受賞しているが、今回「ALWAYS 三丁目の夕日」で、初の優秀主演男優賞を受賞。駄菓子屋の店主、茶川竜之介は東大卒で芥川賞の最終選考に残った事もある小説家だが、三流少年誌に児童小説を連載し細々と食い繋いでいる。ひょんな事から全く知らない少年との生活が始まる。手を繋いで帰ってくるラストシーンは、まるで本当の親子のように感じさせた。
市川 染五郎「蝉しぐれ 」
真田 広之「亡国のイージス 」
妻夫木 聡「春の雪 」
ユースケ・サンタマリア「交渉人・真下正義 」
最優秀主演女優賞 吉永小百合
59年「朝を呼ぶ口笛」で映画デビュー。青春映画や文芸作品の代表作に多数出演。111本目の出演となる「北の零年」で12度目の優秀主演女優賞を受賞。小松原志乃は極寒の大地で、自ら数々の困難を乗り越え、夢を信じて“生きる”ことの大切さを教えてくれる。85年、89年、01年には最優秀主演女優賞に輝く。昭和、平成と名実ともに日本を代表する映画女優。
木村 佳乃「蝉しぐれ 」
小 雪「ALWAYS 三丁目の夕日」
竹内 結子「春の雪 」
中島 美嘉「NANA 」
最優秀助演男優賞 堤 真一
JAC(ジャパンアクションクラブ)を経て、俳優の道へ。映画、ドラマ、舞台とあらゆるジャンルで表現活動を続けている。「ALWAYS 三丁目の夕日」では、心より家族を愛し、苦労して立ち上げた鈴木オートの社長、鈴木則文役。従業員は一人だが、夢と希望をもって一所懸命前向に突き進む。一寸そそっかしいが憎めない、そんな昭和の頑固親父を熱く演じている。
香川 照之「北の零年 」
寺島 進「交渉人・真下正義 」
豊川 悦司「北の零年 」
中井 貴一「亡国のイージス 」
最優秀助演女優賞 薬師丸ひろ子
78年、「野生の証明」で女優デビュー。「Wの悲劇」(86年)で優秀主演女優賞を受賞。話題賞も4回受賞している。「ALWAYS 三丁目の夕日」では、小さな自動車修理工場を営む鈴木則文の妻トモエ役。働きもので、夫のいたらない面を陰となり支えている。息子に対しての優しさ、集団就職で東北からやってきた従業員の六子に対しての母のような愛、その心くばりはまさに日本の母。
石田 ゆり子「北の零年 」
石原 さとみ「北の零年 」
大楠 道代「春の雪 」
寺島 しのぶ「東京タワー 」
最優秀音楽賞 佐藤直紀
ありがとうございます。まさかこの僕が日本アカデミー賞優秀音楽賞を頂けるとは夢にも思っていませんでした。「ALWAYS 三丁目の夕日」という素晴らしい作品に参加させて頂いた事を大変光栄に思っております。また、安藤親広プロデューサー、山崎貴監督をはじめ、この作品に関係したスタッフ、キャストの皆様に心より感謝致します。?今回が初めての日本アカデミー賞受賞である。
岩代 太郎「蝉しぐれ 」
岩代 太郎「春の雪 」
大島 ミチル「北の零年 」
トレヴァー・ジョーンズ「亡国のイージス 」
最優秀撮影賞 柴崎幸三
まずは、この映画を後押しして下さった観客の皆様に感謝感謝。「ALWAYS 三丁目の夕日」は、昭和ドキュメントではなく、昭和ファンタジー。映像のトーンで時代色を出す事をきびしく追求するよりも、この作品が持つ暖かさがうまく伝わるよう心がけました。通りをまるごとスタジオに入れてしまうという、今どき滅多に体験できないチャレンジだった。?99年に続き、今回が2度目の受賞。
笠松 則通「亡国のイージス 」
北 信康「北の零年 」
釘宮 慎治「蝉しぐれ 」
李 屏賓「春の雪 」
最優秀照明賞 水野研一
11月に公開されてから多くの方々に、この映画を御覧いただいているときいています。製作にかかわったものとしては、それだけでも喜ぶべきことですが、このような賞も頂けて大変光栄です。今は、最優秀賞のことよりも、日本アカデミー賞に応援してもらい、より多くの方々が「ALWAYS 三丁目の夕日」を知り、そして観る機会が生まれればと思っています。?今回で4度目の受賞を果たした。
石田 健司「亡国のイージス 」
中村 裕樹「北の零年 」
吉角 荘介「蝉しぐれ 」
中村 裕樹「春の雪 」
最優秀美術賞 上條安里
「ALWAYS 三丁目の夕日」では、監督を含め当時を知らない年齢のスタッフで、自分達の親が生きた時代を愛情込めて作りました。時代考証もかなり苦労しましたが、最終的にはノスタルジックな絵作りを優先しています。この評価を頂けたのは、VFX、美術、装飾はもちろん、全てのスタッフが同じ目標にぶれずに向かえたことが大きかったのではないかと思います。ありがとうございました。
櫻木 晶「蝉しぐれ 」
原田 満生「亡国のイージス 」
部谷 京子「北の零年 」
山口 修「春の雪 」
最優秀録音賞 鶴巻 仁
受賞にあたり、監督、キャスト、スタッフを始め、この作品に関わったすべての皆様にこの場をお借りして御礼を述べたいと思います。本当にありがとうございました。撮影の時から暖かい空気が流れていた現場の雰囲気が、そのままスクリーンの中に投影され、素敵な作品が出来上がったのではないかと実感しています。「ALWAYS 三丁目の夕日」に巡り会い、受賞したことを心から喜びたいと思います。
伊藤 裕規「北の零年 」
伊藤 裕規「春の雪 」
橋本 文雄「亡国のイージス 」
橋本 泰夫「蝉しぐれ 」
最優秀編集賞 宮島竜治
今回の「ALWAYS 三丁目の夕日」では、山崎監督始め現場スタッフの方々が素晴らしい“画”を。役者の方々が素晴らしい“お芝居”を。CGチームの方々が素晴らしい“昭和”を。提供してくださったお陰でこのような賞を頂けたと大変感謝しています。僕はといえばこの作品で“繋ぐ”ということより“掬う(すくう)”ということを学びました。本当にありがとうございました。
今井 剛「北の零年 」
今井 剛「春の雪 」
ウィリアム・アンダーソン「亡国のイージス 」
奥田 浩史「蝉しぐれ 」
最優秀外国作品賞 ミリオンダラー・ベイビー MILLION DOLLAR BABY
不遇な人生の中で、誇れるのはボクシングの才能だけ。その思いを胸にロサンゼルスにやって来た31歳のマギーは、名トレーナーのフランキーに弟子入りを志願するが断られる。それでも練習を続けるマギーの真剣さに打たれ、トレーナーを引き受けるのだが、やがてふたりの間に同じ孤独と喪失感を背負って生きる者同士の絆が芽生えていくが…。一番大切なものは何かを問いかけるヒューマン・ストーリー。(ムービーアイ=松竹)
オペラ座の怪人 THE PHANTOM OF THE OPERA
シンデレラマン Cinderella Man
スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐 STAR WARS EPISODE ? REVENGE OF THE SITH
チャーリーとチョコレート工場 Charlie AND THE CHOCOLATE FACTORY
新人俳優賞
勝地 涼「亡国のイージス」
神木 隆之介「妖怪大戦争」
塩谷 瞬「パッチギ !」
沢尻 エリカ「パッチギ !」
中島 美嘉「NANA」
堀北 真希「ALWAYS 三丁目の夕日」
※ 各受賞者(作品)の解説文は日本アカデミー賞公式サイトからの引用です
