ネットワーク

ネットワーク [MGMライオン・キャンペーン]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
フェイ・ダナウェイ(アーティスト)シドニー・ルメット(監督)ウィリアム・ホールデン(出演・声の出演)ピーター・フィンチ(出演・声の出演)ロバート・デュバル(出演・声の出演)パディ・チャイエフスキー(その他)
発売日:2007-01-19
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ネットワーク・テレビの功罪を痛烈に風刺したパディ・チャイエフスキーの脚本による『ネットワーク』には、全編にメディアの狂気が満ちあふれている。チャイエフスキーとシドニー・ルメット監督が描いたテレビは、「リアリティ・テレビ(視聴者参加型のオーディションやドキュメンタリー番組)」や出演者が殴り合いを始めるトーク番組「ジェリー・スプリンガー・ショー」が全盛を極めている現在では古臭く感じられるかもしれないが、それでも本作品は公開当時の1976年はもちろん、今でもあらゆる点で説得力を持っている。指折りの脚本家チャイエフスキーが執筆したおかげで、テレビが備えるべき文化的規範を犠牲にしてまで血眼になって視聴率を追い求める姿を描いた脚本はアカデミー賞のオリジナル脚本賞を受賞し、ピーター・フィンチ、フェイ・ダナウェイ、ビアトリス・ストレート(三人はアカデミー賞を受賞した)、ウィリアム・ホールデン(受賞は逃したが見事な演技でアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされた)ら、そうそうたる俳優陣もすばらしい演技を見せている。
フィンチが演じるネットワーク・テレビのベテランニュースキャスターは、低視聴率のため降板させられることになる。降板まで2週間のあいだに、本番中に自殺するとカメラを通して視聴者に告げるニュースキャスター。視聴率は急上昇し、彼はメディアへの激しい怒りを表しているうちにメディアによって時の人に仕立て上げられ、狂気に陥っていく。ダナウェイは視聴率競争に取りつかれ、成功するためにはいくらでも冷酷になれる気迫のこもったプロデューサーを演じ、ホールデンは中年の危機に直面しているTV局の重役で、ダナウェイを打ち解けさせようとする既婚者を演じている。全編を通してチャイエフスキーが観客に訴えているのは、フィンチが何度も繰り返して有名になったセリフ「私は怒っている、もう堪えられない!」を唱和して、メディアによって奪われかねない人間性を確実に自分のものにせよということである。(Jeff Shannon, Amazon.com)

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